1400軒の露店が並ぶ火曜市
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バルケシル県の県都。都市部の人口267,903人(2012年)
バルケシル県はエーゲ海とマルマラ海に面し、古代から居住地があったエリアである。
バルケシル中心部バザールにはユルドゥルム・モスクYıldırım Camiiやザウノス・パシャ・モスクZağnos Paşa Camii(15世紀建造)、 イブラヒムベイ・モスクİbrahimbey Camii(18世紀再建後、19世紀に修復)といった宗教施設の他、19世紀建造のベデステン、巨大な螺旋状のフロア構成のショッピングセンター、大空間の中に常設の店舗が並ぶ形式の生鮮食料品市場といった商業施設がある。バザールはこれらの歴史建造物が点在する中、エリアは広域にわたり、ほとんどが近代的なビルとなっており、1階部分だけでなく複数階が店舗やオフィスとして機能している。
市内で立つ露天市は、月曜250、火曜1400、水曜180、木曜180、金曜250、土曜500、日曜450軒の露店により、毎日どこかで開催されている(2005年調査時)。
最大規模の火曜市は、2005年調査時にはバザール内の街路と魚市場、野菜・乾物市場に店が立ち並んでいた。当時、1400の内訳は約500軒が衣類、500軒が野菜等の食品、残る400軒は周辺の村で生産されたものであった。周辺の村からはトラックやトラクター、馬車で生産物を運んできたもので、生きた鶏も売られていた。2009年3月調査時には、この中心部からはずれた場所に新たな市場施設が建設され、移転している。
2010年3月時点のバルケシル市役所の公式Webサイトによると、かつて火曜市の会場となっていた市場施設の跡地に新たなショッピングセンターを建設するとのことである。