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ウシャク Uşak 都市部の人口 172,709人(2007年) 中心部の広場。Merkez 市役所とウル・ジャミィに囲まれている。写真左奥の塔はブルマ・ジャミィのミナレット
ウシャクは紀元前から長い歴史を有し、エーゲ海地域と中央アナトリア地域を結ぶ街道沿いに位置する。1953年からウシャク県の県都として発展している。中心部には、ウル・ジャミィUlu Camiやブルマ・ジャミィBurma Camii、カラ・アリ・ジャミィKara Ali Camiiといった宗教施設の他、ベデステン、アラスタ、ハンなどの歴史的な商業施設を中心とするバザールが広がっている。
ベデステンBedesten(1901-1904)はイタリア人建築家によって建設されたもので、1987年に修復。吹き抜けを取り囲む形式で1階に貴金属の店舗、2階はオフィスとして使用されている。アラスタArastaはウル・ジャミィの西側に2つ並び、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設されたようである。アラスタの北側にかつてのパシャ・ハンPaşa Hanı (1898)があり、20世紀末に修復されてからはホテルとして営業している。フランス人建築家によって建設されたものである。ブルマ・ジャミィの北側にはハジュ・ゲディク・ハンHacı Gedik Hanı (1891-1892)があり、今後修復される予定である。ブルマ・ジャミィの東側に小さな店舗群が連なるエリアがある。衣類や靴屋などが並ぶ。
ウシャクには複数の露天市がある。中心の市場はバザールの東側に隣接した規模の大きな市場施設であり、内部は野菜中心の食料品エリア、衣類エリア、チーズ・オリーブエリアに分かれている。さらに魚市場が別棟で建つ。水曜に市が立つが、他の曜日も数件の店が営業している。