キュタフヤ Kütahya

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キュタフヤ Kütahya  都市部の人口212,934人(2007年) kutahya01.JPG

紀元前から歴史を有する町であり、現在はタイルと陶器の町として知られている。町の西側の高台にビザンツ時代の城塞跡があり、現在は展望台から町を見下ろすことができる。
城塞足元の東側に位置するバザールには、2つのベデステンが残っている。2008年調査時は2つとも修復工事中であり、今後、再活用される予定となっていた。2つのベデステンのうち、南側に位置するクチュック・ベデステン(小さなベデステンの意)は14世紀建造のもので、北側のブユック・ベデステン(大きなベデステンの意)は15世紀に建造されたものである。2つのベデステンの間は靴の販売・工房エリアとなっており、クチュック・ベデステンの東及び南側にL字型に金製品のエリアが広がる。クチュック・ベデステンの南側にピリンチ・ハンがあり、ハンとその南側が布製品エリアである。ハンの西側の大通りを挟んだ一画が金物関係の工房エリアとなっており、その奥の南側に15世紀建造のウル・ジャミィが位置している。
 ウル・ジャミィから南に延びる大通りが現在のメインストリートで、歩行者占有空間として整備されている。このメインストリートのさらに南東部に水曜市が立つ。キュタフヤでは複数の定期市があり、この水曜市は規模が大きく、中心的な市場である。屋根付きの施設の1階に魚屋が入り、2階部分に野菜や果物の店が並ぶ。周辺の街路では衣類や日用雑貨、周辺の村から持参された野菜などが売られている。
水曜市以外に都市中心部の定期市として、城塞の西側の高台ギュルテペGültepeでは木曜市が、バスターミナルの近くでは金曜市が、住宅街のファーティヒ地区では木曜市が開催されている。いずれも食料品から衣類、日用雑貨まで多様な商品が売られており、賑わいをみせている。ファーティヒ地区の木曜市は水曜市同様に2階建ての市場施設が建設されており、施設内に魚、チーズ、オリーブの店が入り、施設の外に野菜等の露店が並ぶ。施設内は階段だけでなくスロープも設置され、バリアフリーの配慮がなされている。

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都市図 Şehir plan

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バザールエリア図 Çarşı

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バザール Çarşı,Kütahya

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中心部に立つ露天市 Pazar, Kütahya