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広場周辺に歴史的商業施設が保存されている街
城塞から街を眺める Kale'den ,Kastamonu
都市部の人口80,582人(2007年)。
カスタモヌは黒海と内陸を結ぶ街道の拠点として発展してきた都市である。市の南東部の岩山には12世紀に起源をもつ城塞が修復され、町を見下ろしている。町には13世紀のアタベイ・ジャミィAtabey Camii、15世紀のイスマイル・べイ・キュリイェİsmail Bey Külliyesi、16世紀のヤクプ・アー・キュリイェYakup Ağa Külliyesiなど数多くの歴史建造物が残る。宗教建築だけでなく、19世紀建造の時計塔や伝統的な木造邸宅も保存され、邸宅はホテルやレストランとして活用されている。
町の中心部にはナスルラフ・ジャミィNasrullah Camiiを中心とするキュリイェと広場がある。広場の周辺にバザールが広がり、複数の商業施設が修復され、歴史を物語っている。中でも15世紀建造のジェム・スルタン・ベデステンCem Sultan Bedesteniはバザールの核的な役割を果たす施設であった。その周辺に同じ15世紀建造のクルシュンル・ハンKurşunlu Han(別名イスマイル・ベイ・ハンİsmail Bey Hanı)、ピンクのハンと呼ばれるバルカパヌ・ハン(1481年~1512年建造)、17世紀建造のヤヌック・ハンYanık Han、18世紀建造のアシュル・エフェンディ・ハンAşir Efendi Hanıがある。
バザールの一画に立体化した市場施設があり、水曜と土曜に食材を中心に市が開催される。